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つぎ

えんだより 9月号

 台風の心配をしないで夏を過ごすなんて信じられませんでした。みどり保育園の夏の定番、朝顔の網 のぼり、台風の影響がなかったお陰で、初めて2階までつるが伸びて、のびたつるが枯れるまで、何 百もの花を楽しむことができました。盛夏に涼しげな朝顔に迎えられ、しかも、多いときには一日に80 もの花を咲かせて、夏を終わりました。
  地域でのエイサー太鼓の音が響きわたった盆、まんまるいお月さま、ウークイ、夏の喧騒がまだまだ 続いている保育園です。
  さて、夏の野菜の収穫を報告しておきます。厚生園の畑まで毎日水掛け当番が盛夏にもめげずに頑 張ったお陰で、豊作でした。収穫の内容は、ピーマン、ゴーヤー、キュウリ、それに、ナスビとネギ。  ジュースにしたり、チャンプルーにして食べたり、、そうそうヒラヤーチーも食べました。ゴーヤーとカ ルピスを混ぜたジュースは大好評でした。 子どもたち自身が畑で土にまみれながら種をまきました。 日照り続きでした。毎日朝夕のみずかけで芽が出て、だんだん葉っぱが大きくなり、そして花が咲くの を体験したのです。スーパーで売っている野菜と比べると形は悪いのですが、味は格別に美味しく感じ たでしょう。当たり前のことを(水掛けなど)毎日繰り返すことこそ、命を育むことなのだと、私は思い ました。気分によって「やったりやらなかったり」が、許されない世界、「自分が命を育てているんだ」 という責任感の様なものを体験する。すなわち「生きる力」を育むことへとつながっているだと実感し ています。
  これから、運動会に向けて、いろいろなプログラムが組まれ、そして練習が始まります 苦手な種目も 当然あるでしょう。でも、「苦手意識」は、自信がないことからの、現実逃避が多いことに気づきます。  事務所から、登り棒が見えます。練習を見ていると、苦手な子が挑戦するとき、はじめはいやいやで 泣きそうな顔です。でも保育士が励まし、少しでも本人が手応えを感じたとき、バラより大きな大輪の 花が咲きます。何とも言えない嬉しそうな表情です。
  子ども自身の心の葛藤なのですね。「できそう」の予感から「できる」という自信の間にはそうへだ たりはありません。保育士の援助は「やる気にさせる」だけで、やる気になるのも、やってみるのも、 子ども本人なのです。だから「手応えを感じたとき」の喜びは゛子ども本人の満足感・・を育てます。 子どもはスゴイです。あっという真に、階段を駆け上っていく姿が、毎日見られるのも、この時期の特 徴です。
  夏の疲れを残さないためにも、朝ご飯はちゃんと食べさせてくださいませ。そして夜は9時までには寝 かして、朝早く気持ちよく起きれるようにしてください。9時がだめなら10時です。それ以上起こしている とリズムが正しく働きませんので、朝不機嫌に・・。 お仕事と育児の両立は、かなりハードなのです が、もう少しだけの辛抱です。しっかり手塩にかけて育てていると、必ず「楽」は待っていますよ〜。園長

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