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せっかく植えた野菜の新芽が、一晩でカタツムリにやられてしまった。気がつけば庭中の新芽がギザギザなのです。半日かけて、カタツムリをつぶしている残酷なわたしです。とは言え、植物にとっても、もちろんカタツムリや毛虫青虫にもこの梅雨時は一年中で最も滋養分を蓄える季節なのですね。残酷な大人や子どもか毎日のように虫退治をしても、彼らの繁殖にはおいつきません。小鳥たちが落としていった実から、次々と新しい命も生まれて育ちます。これが自然界の「命の再生」なんだと、小さな保育園の周りにある自然に感動しているこのごろです。
 さて、6月にひよこ組さんに新しいお友達が二人はいりました。新しい環境に戸惑い泣きながらも、おやつを食べる時には穏やかな表情になります。とても明確に自分の気持ちを出し、そして切り替え上手なんです。きっともうすぐ友達の遊びを真似するようになるんだろうと、推測しています。楽しみです。
 一方、二階組には、4月に二人しか新人さんはいませんでした。そのひとり、正男君(仮名)は、初めての集団保育です。身体に障害があるため、これまでは友達の声がいつでも聞こえる環境ではなかったのです。友達と一緒に過ごす時間、同じ場に居ることが多くなり、正男君の表情がずい分明るくなったのを私も感じていました。お母さんも「家でも声を出すようになり表情もかわりました」と言っておられました。世話をしたい子どもたち、世話をすることで自分の中のやさしさを耕しているかのようです。子ども同士が自分のこと以外にも自分を役立てることの大切さを、いま体験させてもらっています。「ありがとう」
 ひまわり組はというと、仲間同士のつながりが深まり、遊びもダイナミックになりつつあります。お兄ちゃんお姉ちゃんが卒園したと同時に、「自分が一番」の制覇欲と競争心が非常に強くなるこの時期です。友達同士でも知らず知らずに「強いのは自分」という意識を前面だしてくるので、特に男のこの場合衝突もあり、いたずらの度合いも大きくなります。
 いつの時代も、同じ時期に同じことをしでかしてくれるんだ!と私はその発達の同質性を楽しんでいるのですが、親御さんは「なんでこんな事を!」とかなり、ショックを受けている場面がありました。子どもの時、いたずらをしなかった大人はいますかねー。色々な場面で、しっかりと子ども一人一人と向き合い、心に伝わるメッセージを送り続けたいと思っています。この時期大人の目をぬすんでいたずらをしてしまうのですが、必ず、自己解決の方向へと変化してきます。しかし「善いこと、悪いこと」の判断はとても大切なので、子どもたち一人ひとり向き合い真心で伝えていきます。
 今年、私たち職員は「ありがとう」のことばの持つ大きな力を信じて、「ありがとう」を伝えあいたいと話し合いました。まだまだ意味を理解している分けではありませんが「ありがとう」の法則を少し実行したいと思います。
 それに、園に対して意見や苦情はいつでも受け付けています。時間をとって相談したいことがありましたら、遠慮なく申し出てください。園長はいつでも皆さんの声をお待ちしています。 園長

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ほーむ
つぎ
つぎ
えんだより 6月