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つぎ

えんだより 12月号

今月大切にしたいこと
今月の予定

こどもは喜び おとなは財布のなかみが気になる 師走かな

あっという間に寒さが到来、やっばり12月なんですねー。本土では、九州にも雪が積もったとか、恒例のなはマラソンのランナーの苦しそうな表情から風の強さを実感した日曜日でした。保護者のみなさんも走られた方がおいでだったそうで、さぞや大変だったでしょうね。お疲れさまでした。
12月に入ってすぐの木曜日と金曜日、これ以上の晴天は望めないと思うほどの好天に恵まれた2日間の自然体験一泊保育を無事に終わりました。卒園前のひまわり組は恒例の一日目の県民の森での「ドングリ拾い」と二日目の「嘉津宇岳登山」です。 ゆり組は1日目は一緒ですが、翌日は、21世紀の森での自由散策になります。
 今年はドングリが沢山見つかり、大人も子供も大満足でした。ドングリを拾うのにはかなりのコツがあるのをご存じですか?忍耐です。どうしても見つかると信じて枯れ葉、落ち葉をかき分けて粘るのです。ただただ進むことを目指している子はなかなか拾えません。性格が見えて子ども一人ひとりの行動や表情も楽しく見られて面白かったです。
 自分で見つけた時の喜びは大きいですよー。大人もはまりますから今度家族で出かけてみてはどうでしょうか?その時には声をかけてください。どの木なのか名前や特徴を教えますから・・・。
 嘉津宇岳は子どもの足で登って降りるまでに約2時間あれば十分ですか、石山で厳しい場所もありますが頂上からの見晴らしは沖縄一です。名護湾を眼下にのぞみ、山々に「ヤッホー」とこだまが響きわたりお山の大将になった気分です。でも、5歳にならないとちょっと無理ですが・・・・。
 一番にならないと気がおさまらない子でも、最後までとにかくゆっくりでもいいから歩けることの大切さを山登りを通して学びます。そしてもちろん遅くても最後まで頑張ったことで、こどもの心に「達成感」「充実感」が満ちあふれるのが手にとるように解ります自分自身のことを肯定する気持ちが芽生え、自分自身を信じる、つまり「自信」が定着していきます。そんな経験を何度も重ねることで、必ずやいつか遭遇するであろう世間での、つらさや理不尽さをも乗り越える力を蓄えるのです。これは教えることは難しく、体験をさせることでしか培われないとわたしは考えています。だから、この時期の自然体験保育はとても重要だと信じて、毎年欠かさず、子どものために行っています。
もちろん、園長も職員もとても楽しみにしているのは間違いありませんが・・・。
 そして、先日はひまわり組との畑仕事に、おじいちゃんおばあちゃんの助っ人があり職員も含めて多くのことを教えていただいたそうで、ありがとうございました。「知恵袋」を持っておられるみなさんに、職員は「たすかりました」と報告をうけました。
 年度も後半期になり安定と充実期に入りました。それぞれの部屋で、それぞれに工夫した保育が展開されています。休みがとれたら保育へ参加してみてくださいね。   園長