小春日和かと思えば小雨まじりの寒さも〜そんな師走を迎えます。本来ならば11月から12月の初めごろの天気は穏やかで日差も温かく、まるで春のようだということでこの時期のポカポカ陽気のことを「小春日和」と呼ぶだとか。まさに、今日12月(3日)は朝からポカポカの小春日和そのものでした。出勤時に厚着してきた私ですが、陽気に負けて服を脱いだほどです。陽気につられてホッペを真っ赤にしながら外でボールを追いかけていたひまわり組の子どもたちもまた、一枚また一枚と服を脱いで行く姿がありました。額に汗の12月。温かな師走、寒がりの大人にとっては嬉しいです。
この季節、どの年齢もしっかりと年齢の臨月を迎えようとしています。つまり、身心の成長発達の充実感を感じる季節なのです。ひよこ組の子どもたちも、しっかりとアンヨができるようになりました。成長した姿に驚きと喜びが・・・。4人乗りの散歩車に揺られて毎日お散歩へと楽しそうにでかけます。
1歳児の歩行もちょっと遠出ができるほどしっかりしてきました。ことばも明瞭になり言葉数も増えました。自分の意志を伝えられるようになると、落ち着きが見られます。同時に意志をしっかりと表現するので自己の要求も増えて家庭でも手こずるこ場面も増えるかもしれません。それも成長だと喜んで忍耐強くあの手この手で付き合ってください。
2歳児のクラスを見ていても、人の話を聞いていることが分かります。聞いて、見て、考えて、行動する態度に感心します。やみくもに自分の感情だけで行動していた時期を乗り越えると、こんなに落ち着くものなのだと感心するのです。庭では兄ちゃんたちの行動の輪の中に入って楽しそうに遊んでいる姿もあり、成長の後を窺い知る日々です。
3歳児もまたしかりです。自分が一番だった時期から友だちを意識し社会の動きにも関心を抱く時期に入りました。言葉の理解力が増すと小グループではルールのある遊びが楽しめるようになり、社会性が育っているのが見て取れます。
さて、安全な行動が身についた子どもたちは、一泊で自然体験へとでかけます。本来ならば11月には終わらせている「ゆり、ひまわり組の一泊自然体験保育」が6日と7日に行われます。ヤンバルの大自然の中で身体を思い切り動かし、色々な体験をします。県民の森で「草滑り」「ボール蹴り」「長い長い滑り台」「草原での身体ゴロゴロ」メインは「ドングリ拾い」自然の中でしか楽しめないことばかりです。どんな場所にドングリが転がっているのか?今は期待に胸を躍らせているところです。
天気がよければひまわり組は沖縄で一番高い山「嘉津宇岳登山」に挑戦します。
寒暖の差が激しい師走、忙しい師走、何かと無理をするもの、ご自愛を。 (園長石川キヨ子)