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入園、進級式から3日目の月曜日。こぬか雨まじりの一日でした。花冷えというのでしょうか?お彼岸も過ぎて、清明の節になりましたが、清く明るい太陽をなかなか拝むことができない毎日です。例年ならば、みどり保育園の一番初めの行事として、旧暦の3月3日(5日)には「浜うり」の潮干狩りにでかけるところでしたが、今年は寒気が去らないため延期になりました。みどり保育園は、自然をこよなく愛し、自然環境を取り入れた保育で子どもたちの身心の健康、情操を大切にしている保育園です。初めてみどり保育園に入園して来られた皆さん、「子どもを真ん中に」を合い言葉にこの一年間楽しい仕事をしていく所存です。どうかご協力ください。
4月の保育園は赤ちゃんたちの泣き声で賑やかに始まります。この頃の保育士はおんぶに抱っこ、手がいくつ会っても足りない状態です。どの子も大人に抱っこされて安心するからです。朝迎えてくれた保育士の笑顔に甘えられるようになるのはもうすぐです。ママもパパも朝の別れは切ないものですね。でも大丈夫です。安心して私たちに任せてください。
4月ですので、みどり保育園の全体をお知らせいたします。新入園児が19人(3月入園児を含む)の園児が新しく入園して、現在の園児数は128人です。新人さんの多くは赤ちゃん組とすみれ組です。そして障がい児が2人(三歳児と四歳児)入園してきてくれました。みどり保育園では、障がいを持った子どもたちとの統合保育を35年前から普通に行われています。障害の有無に関わらず、子ども達はどの子も愛され養護され、教育を受ける権利があるからです。35年間の間に、私たちは障害を持った子ども達との保育の中から、沢山の事を学びました。それは園児たちも同様です。共に生活することでしか得られない学びがあります。さりげない気配りや援助など子どもなりに生活の中から得とくしていくのです。子ども達も自分の優しさを掘り起こしてもらっているとも言えるでしょう。全ての子ども達から私たちは学んでいるといえます。その意味で子ども達に感謝ですね。
近年、多くなってきたのが、卵や小麦粉等のアレルギーの子です。現在6人の子ども達が除去食を頂いています。給食は勿論、おやつにもアレルギーの子ども達のために特別に工夫と手間隙をかけて丁寧に行っているところです。米を使ったパンを作りをして、見た目も味も良くしていく工夫。食器も色分けしたりなどの配慮が行われています。保育園の中にアレルギーの専門家がいる訳ではありません。努力をし、工夫をしています。それは障がい児の保育と同様に「どの子も同じように愛されている」ということを、子ども達に感じてもらいたいという理念があるからです。まぁ、言ってみれば、当たり前のことを当たり前にやるというなのですが・・・。
水がぬるむ4月の半ばには3歳4歳5歳の子ども達は待ちに待った海へとでかけます。
楽しい一年間を子ども達と過ごせますように・・・。 園長 石川キヨ子