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入園式、進級からちょうど一週間が経過しました。今が一番にぎやかな保育園です。新しい子どもたちにとっては、
不安で落ち着かないのですね。「泣く」という行為は子ども達の不安な感情を表現する最大の言葉ですね。
全員が新人さんのひよこ組を覗いてみると保育士全員、おんぶに抱っこの子守スタイルで奮闘していました。
不安感を少なくするのは大人のスキンシップです。抱っこされて気持ちいいねーと安心。おんぶされて温もりを
感じてまた安心。揺れて気持ちよくて安心。子どもの心の中から少しづつ不安感がぬぐい去られる日は近いことでしょう。
1歳児が本来は一番人見知りの激しい年齢です。が、お兄ちゃんお姉ちゃんたちが、お部屋に訪ねてきてくれると
パッとお顔が輝く姿があります。そんな姿はほのぼのとして癒される光景です。
2歳児にもなると個性が発揮されますね。物おじもしないで平常心で遊ぶ子、不安感を身体で思い切り表現している子、
など、新人の様子は様々です。
進級児だって不安なはずです。元のクラスに戻ったり、元の先生に抱っこされたり、行ったり来たりと自分の
よりどころ居場所を探している状態ですね。4月から5月にかけては子どもたちは気持ちが揺れる季節です。
「行きつ戻りつ」を繰り返しながら、自分の世界を広げていければいいですね。
さて、一方ママやパパの気持ちも複雑でしょう。仕事に復帰するママにとっては尚更ですね。自分の職場復帰の
不安と同時に、子どもの不安感を同時に抱えておられるのではないでしょうか?
子どもは案外、適応する力を備えて生まれてきています。自分が安心できる人、安心できる場所を試している
最中でしょう。きっと大丈夫だと信じてください。仕事と子育ては上手に調和させ、どちらもうまく乗り切れる体制を
作ることこそ大切です。
本来延長保育は、6時までに迎えられない「就労時間」が対象ですが、就労支援という観点から、事情によっては
受容していきたいと思っています。しかし「子どもの身心の発達への影響が無いこと」が、最も重要なポイントに
なります。保護者の皆さんも、そこの所をしっかりと押さえてください。お願いします。
みどり保育園は子どもはもちろん、保護者への「居場所・よりどころ」支援も大切にしたいと考えています。
なぜならば、保護者自身の心の安定は、子どもの心の安定へとつながるからです。私たちにできることは
一緒に考えますので、遠慮なく申し出てください。
子どもはどんどん成長します。今しかない子育てを喜びましょうね。園長