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みどり通信 5月号 412

爽やかな五月を迎えました。五月は「子どもの日」を筆頭に「母の日」と、次々に家族のことを意識する月ですね。
 ひよこ組の子どもたちは14人、全員初めての保育園生活です。じっくりと観察をしてみると日々本当に変化があり、子供の成長をしっかりと見せてくれる月齢だとつくづく感しています。子どもの日々の変化を家族で語り合える時間があり、それらを喜べる家庭があることが、子どもたちにとっても一番の幸せなのかもしれませんね。
 「子どもの日」はそういう意味で「子どもがいることの幸せ」を感じる為に両親に与えられたご褒美なのかもしれません。「生まれてきてくれてありがとう」の気持ち。
 子どもの日にちなんで、子どもの遊びについて書きます。子どもたちを何年も見ていると、どの子も同じ行動があることに気がつきます。とても単純な遊びを好んでやるということ。単純なことをじっくりこなしながら複雑化していくものであるということがわかります。
 まず水遊び。水遊びをどの子も大好きです。たとへ雨上がりの水たまりであっても、すぐに反応します。足でピチャピチャと感触を楽しみます。洗面器に水が入っていれば、必ず手を濡らしてパシャパシャと感触を確かめます。顔にしぶきが飛び散ったり服が濡れたりしても、水遊びを続けます。水という単調な物がこんなにも子どもの心をとらえてしまうのが不思議です。同時に水だけでこんなにも喜べることに感動します。
 そして砂も大好きです。サラサラ、ベトベト、ザラザラ、感触を確かめます。器に入れては出し、また入れて。なんでこんな単純な行動の繰り返しができるのだろう。大人になったわたしには理解できないのですが、子どもは砂遊びが大好きです。
 年齢によって、遊びは進化していきます。砂に水を混ぜることを覚えると「形を作る」という「創造」の世界へと発展します。適度に固めて「砂のトンネル」作りへと発展していくことを思い出してください。凄いことなのです実は。創造の世界は友達がいることでもっと発展していくのです。葉っぱをくっつけて「ケーキ」になり、土を固めて団子になることを発見します。際限なく子どもの世界が広がるのは、「単純な遊びを保障する環境があるかどうか」このことはとってもとっても大切なことだと、わたしは確信しています。みなさんはどう思いますか。
 大型スーパーなどに行くと子ども達は、急に落ち着かなくなりませんか?それは興奮してしまうのです。落ち着かない程複雑なので、子ども自身何に焦点を当てればいいのか戸惑いがあり、とにかく落ち着かなく動き回っていると・・・。そんな見方をして子どもを観察してみてくださいね。本当に大切な遊びは何か?これを問い続けたい私です。
 連休にちょっと車を出してドライブをしてきました。高速道路を中部にさしかかった辺りから両脇

にイジュの花が咲いているのを見つけました。今年はいつもよりは少し早い開花なのかもしれません。雨の季節に咲く花のイメージがあるイジュの花です。雨乞いをイジュの花に託しました。
 親子遠足は「倉敷ダム」での自然遊びです。自然の中での子どもの歓喜、真の子どもの喜ぶ姿に共感する場にできればと願うものです。パパもママも子どもたちもありがとう。(園長)

今月大切にしたいこと
今月の行事予定