若葉が萌える月になりました。庭のサクラの柔らかな葉の陰に小さなさくらんぼ見えます。花の美しさから新緑へと変り、そしてサクランボへと、命の再生が自然界では営まれていることを肌で感じる季節ですね。
余分な情報ですが、末吉公園のサクラの木の下にサクランボから芽が出て成長しつつある小さなサクラの木に出会えますよ。わが家の庭にも自然に、芽が出て大きく成長したサクラの木に花が咲きました。ウチナー口では「うてみー」というのですね。
さて、この季節、保育園は忙しさを増します。子どもたちにも旅立ちが迫り、嬉しさと緊張感が入り交じり子どもたちにも落ち着かない行動を見せたりします。
各クラス共、締めくくりとしての「いま」の育ちを確認したり、一人一人の課題を出し合ったりするために会議や書類整理が職員に課せられる時期です。
もちろん、保護者のみなさんにとっても、職場の変動へ家庭の事情の変動などで日頃の何倍も忙しさが増す時期でもありますね。小学校入学を前にしている、ひまわり組の親子にとっては、ワクワクドキドキの中にも不安も入り交じっていることでしょう。
ひまわり組の子どもたちと小学校生になるために大切な約束をしています。「人の話をちゃんと聴く。話されたことの内容を理解する。そして、目的を持って行動する」「何のために、何をしようとしているか、自分でやろうとすることの目的を持つ」など、まだ難しいことだとはおもいますが、家庭でも丁寧に子どもたちに「集中してね」「目的を持ってね」などなどの声かけをしてみませんか?
子どもたちの行動を制限するのではなく、自分の行動に意味を持たせて責任を持たせたいという想いです。
さて、どのクラスの子どもたちの育ちも目まぐるしい変化があり、驚くばかりです。先日、子どもたちの一年間の育ちをビデオで見ながら確実な成長を確認しました。どの子も愛されているという実感を心身で表現している姿が映し出されていました。一人一人の育ちのリズムもちゃんと確保されていて、どの子も満足した表情でした。それが一番嬉しことです。保育者冥利につきます。
一年間の振り返りに当たって、保護者の皆さまがみどり保育園の保育を信頼し、保育を見守ってくださったことに感謝いたします。
子どもにとっても保護者とっても居心地のよい保育園でありたい。この願いを持って保育をしてきました。最後に子どもたちと保護者のみなさんと地域の皆さんにも含めて感謝いたします。一年間ありがとうございました。 (園長)