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暖かな日が続いています。汗ばむほどの日和に師走という季節を忘れてしまいます。先日、二階組の全員が「焼き芋パーテー」をしておりましたが、イメージでは寒空のなか手を温めながら熱々の焼き芋を食べる。という想定でしたが、あに図らんや、汗だくの焼き芋パーテーになってしまいました。
それでも子どもたちは、炭火で焼かれる芋をワクワクして待ち「アッチッチッ」と、言いながらも美味そうに食べていました。たき火感覚で冬をイメーしさせてくれました。
さて、ゆり、ひまわり組の恒例の「自然体験宿泊学習」は、天気に恵まれて思う存分に森の自然を満喫してきました。県民の森での長い長いすべり台、ダンボールの斜面滑り、そして野原でのボール蹴り。どれをとっても那覇では体験できないことばかりでした。林を分け入り、いよいよドングリ拾いですが、道端は採り尽くされています。さて、みどり保育園には自然の達人たちが沢山います。綱を斜面に下ろして、それを辿っておりながらドングリのある場所を見つけるのです。「ありましたよ〜ピカピカ光ったドングリが・・・」マテバシイの木の実が大きくていいですね。大満足の自然体験でした。 じっくり丁寧に足元を見ないとドングリが、拾えないことを子どもたちは理解しました。枯れ葉と同じ色のドングリを見つけるのには、うわの空で注意散漫になると一個も見つけられないことを自分で分かった子どもたちでした。どの子も先へ先へと競争して歩く事はできますが、じっくりが苦手なのです。一番苦手な「じっくり丁寧に」「先を急がない」このコツを理解すると、「あった」と笑顔が輝くのです。見つけたときの嬉しさ、あの笑顔は体験しないと出てきませんね。
これからクリスマスに向かって色々な飾りつけをします。買ってきた物や大人に準備された教材よりも、自然の中で自分で集めた教材での物作りは喜びが何倍にもなることでしょう。捨てる時代消費の時代は終わり、今はあるものを生かす時代です。
最近子どもたちの遊びを見ていて、とても気になることがあるので提案しておきます。「琉神マブヤー」というのでしょうか?「戦いごっこ」が子どもたちの遊びをを支配しているということです。(そればっかりといっても過言ではなかった)テレビがもたらした「キャラクター」でしょうか。何かといえばすぐに「リュウジンマブヤー」と、言い出します。大型スーパーでは日曜日には広場で子どもたちを集めるために、キャラクターのショーをやって商戦を繰り広げているといいます。
子どもはどうしても「戦いごっこ」や「競争意識」や「ヒーロー物」に憧れます。そんな時期なのです。ですから、保育園ではあえて「仲間作り」「共同での物作り」「協力してやれること」などをテーマにこれからの季節を過ごさせます。おゆうぎ会のテーマもそれらを意識して内容を決定していきます。何気ないことですが、気になるのです。もっと、子どもらしくキャクターに迷わされずに、自分で考えた遊びを展開することを願って・・・。 ( 園長)
ひまわり組
嘉津宇岳
登山
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