5月号 bR88
初めての指さしの先 鯉のぼり 色鮮やかなり
初夏の光をはじき返すように鯉のぼりが元気に舞う保育園です。赤ちゃんの部屋かもちゃんと見えるのです。指さし行動で嬉しさを表現するベビーたち。鯉のぼりは視覚的にもこどもの心を高揚させるものですね。つい、わたしも疲れたときには目をあげて鯉のぼりの揺れを楽しんでいます。
なにか揺れる物があるとついつい、見ているものも楽しくなりますものね。そこで思い出しました。こどもは揺れる遊びが大好きなわけを大好きというか、揺れる遊びはこどもにとってはなくてはならない物であることを。
こどもの行動を観察してみてください。ジーとしているものより動きのあるものに目を動かし、惹かれます。目を動かしながら心も同じように活動しているのですね。揺れるブランコ。でんぐりかえり。布団の上でのゴロゴロ。高い高い。飛行機。等々。どの子も大好きな大人との遊びです。脳の発達ではいつもと同じ動作に加えて、ハッとする瞬間の受け入れ。身をビクッと縮めると動作など、メリハリのある動作や仕草は、必要なことなのです。
身体を揺らしながら中心を覚えることにもなるのです。独楽の軸のように揺れても倒れない軸を、自分の中で確立するためには、日々の揺れる遊びがどんなにか大切なことでしょう。
話しが固い方向にいきましたかしら。でも、こどもの日にはこどもサービスというよりも本質的にこどもの育ちについて、大人が考える日にした方がいいと思うのです。
こどもが大切にされているか。甘やかしてはいないか。生活リズムはちゃんとつけているか。食事は栄養価はたりているかなどなど・・・。
こどもは主体的に活動させたい、しかし、大人はその環境を設定して見守りながら自分らしさを出せる世の中づくりをと願う五月こどもの日でした。
そして、母の日、お母さんも幸せを感じてほしい。こどもとの関係はもちろんですが自分自身のなかで、小さな幸せでもいいから「じわー」とくる幸せな時間をつくってください。若いママと若いパパですもの、時にはぶつかり合いながらも仲よくしてください。エネルギーがみなぎっているのです、ケンカをしても相手を思いやって穏やかに。こんなことを書くなんて、お節介おばさんになった証拠ですね。みんなで幸せになりましょう。 (園長)
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