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社会福祉法人みどり福祉会、みどり保育園

沖縄県那覇市首里石嶺町

地域子育て支援センター「なんくる家」

なんくるたより

7月号


短冊に「オスプレ反対」「沖縄をトカゲの尻尾にしないで」の文字の切なさ

 

 5月の連休から梅雨入りした沖縄、6月末ようやく梅雨明け。慰霊の日の6月23日の太陽は参列者の頭上に容赦なく照りつけていました。家族を戦争で亡くした年老いた遺族が泣き崩れている姿に戦争の悲惨さをつきつけられました。

 20万人もの戦没者の名が刻まれた平和の礎の向こうには、太平洋が紺碧の色を讃えて豊かに広がっています。その向こうには久高島が望める高台です。陽炎が立ち上る太陽のした、平和の礎にわが家族の名前を探して刻まれた名を撫でて涙している姿もありました。

 6月の沖縄は、戦争の悲劇を思い起こし、再び戦争の無い世の中への誓いを新たにする月でもあるのです。なんくる家には県外から来られた多くの方が利用しています。その方々にとっても60年前の戦争の犠牲になったこの島のことを少しでも理解する月であってほしいと願うのです。

そして、60年経った現在でも、戦争の犠牲を強いられているという現実もあることをお互いに理解し合い、「目の前にいる子どもたちの将来に不安を残してはならない」と願う気持ちを共通理解し伝えになってほしいとも願うのです。

 またまた固い書き出しになりました。6月を過ごしたこの月にしか書けない思いです。どうぞ許容してください。

  さて、7月になった途端、セミの声が嵐のように鳴きだし朝の目覚めを助けます。早起きは鳥が先がセミかという問です。さー、どちらでしょうか?

多分パパも子どもたちにせがまれてセミ取り網とセミかごを持って子どもたちと格闘しているのでしょうか?わが家のジーは、孫が来る前に早起きをして「セミを採ってきたよー」と、得意顔でした。

「あらら〜孫と一緒の楽しみを一人でしちゃったのねー」と私は言葉を呑み込んでしまいました。

私のストーリーでは、孫と二人でセミの鳴き声に聞き耳をたてて、あっちだこっちだといいながら、木を定めて「しー」「しー」といいながら、孫と腰をかがめて近づき、「今だよー」とオジー。いざっ「逃げちゃったー」と孫。こんな場面を繰り返しながら、セミ取り名人になっていくのではと思っちゃうのですが・・・。

まぁ、オジーは「沢山取って喜ばしたい」の気持ちが優先。自分自身が少年になっちゃって・・・。

小さなセミかごと網を持ってうろついている白髪の少年の姿は笑えますね。

何はともあれ、孫への愛情は伝わりますからどちらでもいのかなー? 地域の読者の面白いエピソード゙も待っています。ファックスは「886ー9424」です。

 夏休みに入ります。なんくる家の利用の仕方も夏休み期間中は、皆で意見を出し合いながらだれもが気持ちよい状態を保てるようにしていただきたいですね。

 

園長 石川キヨ子   

  

 


なんくるたより7月号

information

みどり保育園

〒903-0804
沖縄県那覇市首里石嶺町4−216−3
TEL.098-886-6016
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支援センターなんくる家
TEL.098-886-6044