子育て通信
  なんくる 6月号
つゆ空に 虹を見つけて チムどんどん
 毎朝、ラジオから戦争体験エッセイが放送されています。ことしは戦後60年ということもあり、色々な特集が組まれているお陰で、立ち止まって戦争のことを考えることができそうです。胸を打たれて言葉を抜粋してみます。
 「死んでいる人の合間をぬって走りました。口から白い虫がうごめいているのが見えました。怖いとか、悲しいとかそんな気持ちはあまり起こりませんでした。それはいま考えるととても恐ろしいことです」(70歳男性)。「平和、平和と大人はすぐ口に出すけれど、平和とはいったいなんでしょうか?戦争の準備をしながら、戦争はしていけないという人のことばが私にはわかりません」(11歳女子)。 
私も、母が生きている時には、時々戦争の話を聞かされました。南方での話です。家族全員で死ぬ覚悟で死に衣装に着替えた時、兄が大喜びで「お祝いなの?」と聞いてきたそうです。兄は、はしゃいで外に飛び出し、集合時間に遅れたため助かったのだそうです。 
つまり、アメリカ軍に殺されるよりは「全員で死ぬ」と人々は断崖絶壁から飛び下りるため時間を決めたのです。しかし、なぜかいつのまにか軍が撤退していたため、「死ななくてもいい状況」になっていたのです。兄が逃げていなければ家族は死んでいたかも・・・なんて話を聞かされると「戦争は本当に怖い」と心から思いました。 いまでは戦争体験談を語ってくれる人もいなくなり、それは戦争の話を風化してしまうことにつながるのですね。くらい話や、重たい話を避けていては、歴史の教訓を子どもたちに伝えることはできません。そこで今月は、あえて、戦争のことを語りました。 
先日、名護市の源河にある「おおしったい」に行ってきました。おきなわで最後に電気がついたとして知られている場所です。森の中のコテージに泊まりました。川の水音、風が森を抜けていくざわめき、時折、鶯も鳴きました。真っ白い「いじゅ」の花も満開です。朝、目を覚ますと、いじゅの香りが鼻の先まで届きました。背伸びを一つ深呼吸。 これから海や山のシーズンですね。うれしいです。たくさん遊びましょう。  石川

6月の行事予定

 1

相談日

 2

 自主活動

 3

劇団道化

4お父さん    day

 5

  ☆

 6

自主活動

 7 父の日

  製作

 8

 相談日

 9のびのび

  保育

10

 自主活動

11お父さん    day

12

  ☆

13

 自主活動

14母親クラブ昼食会

15

 相談日

16

  誕生会

17    子育て講座

18お父さん    day

19

  ☆

20

プール開き

21

 自主活動

22プラネタリウム見学

23

慰霊の日

24てのひら

劇場

25お父さん    day

26

  ☆

27

 発育測定

28ユンタク会

29

 相談日

30

 自主活動