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斜に差す太陽 廊下の奥まで届き 影を喜び跳ねる子ら
私は入道雲が好きです。何年も前、東京から初めて沖縄に訪れた友人の言葉です。真夏のこと、一歩進むだけで額の汗が吹き出して、自分の汗に溺れそうな姿に私はなぜか恐縮していました。しかし、友人汗をぬぐいながら空を見上げていいました。「入道雲が美しいねー」「夏らしくていいねーこの空は」と・・・。それまで、当たり前だった空の景色を見直し、夏の空のでっかい入道さんに親しみを感じたのです。真っ青と真っ白のコントラストが沖縄の夏ですものね。
この時期、事務所に差し込む太陽の角度が低くなり、方向も右に寄り私の机に強い光を届けます。思わず目が眩むほどの強さです。「あー秋が近いんだ」と私は秋の忍び寄り気配確認して光を遮断するための策を高じます。そうやって、人は誰でも、生活の場でなんとなく季節の移ろいを感じながら暮らしているのですね。
夏休み明け、里帰りをしていたママや子どもたちが「久しぶり〜」と顔を合わせ、夏の出来事を語り合うなんくる家です。毎年の様に子ども3人伴っての里帰りをしてきたkさん「実家で歓迎されたのはたった一日だけかも,久しぶりの孫はかわいい、でもやることなすことが気になりにヒヤヒヤして疲れるというのです。後は家の中が一気に熱気ムンムン」と話す。わかりますね。まだ続く水遊びも子どもたちの楽しみの一つ。一人よりは二〜三人と幾つも並べられた大小様々なプールに入り水の感触を喜んでいました。軒下でのプール遊びですが、その狭さが守られている感じがしているのでしょうね。どの子も安心して遊びきっていました。それを取り囲むママたちもまた、情報交換が楽しそうです。
このところ、インフルエンザの大流行に、保育園も、なんくる家も、毎日毎日が緊張の連続です。夕方になると安堵する日々です。特に月曜日は念入りに子どもの体調チェック、集団での広がりを防ぐために努力の最中です。日頃は何事にも神経質にならない質の私ですが、今回はそうはいっていられません。菌に色をつける研究家の出現待ちです。「あっあそこに、ここに、菌が飛んでいる」と退治しやすくならないかしらとねー。
みどり保育園、なんくる家も集団発生がくい止められているのは、外遊びが多い保育内容が功をそうしているのと、保護者皆さんの意識が高いせいではないかと感謝しているところです。
見えない恐怖に怯えることなく、できることをやりながら集団発生をストップしましょう。きっと大丈夫です。
さて、このお便りが届く頃にはもう衆議院選は終わっているのでしょうが、選挙には行かれましたでしょうか?各党のマニフェストを見比べて、自分の目指す生き方を実現してくれそうな政治家に投票するのは、政治に参加するということです。みんなで生きやすい、弱者に優しい世の中を作っていきませんか。
まだまだ残暑は続きます。夏の名残を喜びながらご自愛ください。石川