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子育て通信
  なんくる 12月号
 

12月の予定

小さな指が木漏れ日をさす 木の葉がゆれきっと心が踊ったんだね

 月末になんくる家はお母さんたちにおまかせをして、お勉強に行ってきました。熊本で「支援センター全国セミナー」が開催され、それに3人で参加させてもらったからです。全国から500人のもの参加者があり熱気ムンムンでした。厚生省の課長の話を直接聞かせてもらいました。現場はもちろん研究者のお話も盛りたくさんの内容でした。いろいろなお話を聞きながら思いました。私たちがこれまでやってきた「なんくる家」はある意味先駆的で今盛んに言われている「当事者性重視(利用する方々が主体である)」がそのまま展開されているということを確認しました。これまで、先輩たちが築いてきた利用者がお互いに居心地よく過ごせるような場所になっているということを改めて感じたのです。この13年間の伝統は大切な財産ですね。
さて、今日からバザーが始まっています。バザーは準備から当日までいろいろな役割をすべて、利用者のママたちがやっているのです。品物も持ち寄り、それの整理、値段つけなど途方もない煩雑さが伴います。
でも、そんなワイワイガヤガヤとした時間の中に実は大切なつながりが隠されているのでしょうね。井戸端おしゃべりをしながら打ち解けていくことをお互い感じ取っているのだと思います。もちろん地域の方々も広報を見て品物をもって訪ねてきたり、買いに来たり、もちろん保護者もまたそれに乗じて立ち話を楽しみます。何かを介して人々は仲良くなっているようです。目の前に子どもがいたから仲良くなれたというのが一番のきっかけですね。
今朝は、遠くから孫を抱いたおばあちゃんもおられました。パパも子どもを連れてふらりと来ていました。近すぎず遠すぎず見守りながら、上手に子どもと遊んでいるパパの子育て
に感心しました。それぞれの子育てが展開される場があるって「やっぱりいいなー」と一週間ぶりの保育園、なんくる家でのママや子どもの笑顔に実感しました。
少し人見知りだったようちゃん、はる君に初めてニコッと受け入れられ、しゅうじ君にはごっこの食事をどうぞと勧められました。じっくりと集中して砂団子づくりのレオ君。成長している姿が印象に残った木漏れ日の気持ちいい初冬の庭でした。
熊本はお勉強だけではなく阿蘇山の周辺を2泊3日の旅も楽しみました。枯れ野が原の高原が印象的で、そして新しい出会いにも感動でした。こんど阿蘇に行かれるなら南阿蘇の「ペンションハーモニー」がお勧め。オーナー夫妻の夜のコンサート、料理、人柄もちろんお部屋も居心地満点でした。出会いはまた新しい気づきであり、築きへと。
 物入りで出費も重なる12月・・よろこびもまた多いかな12月。  石川キヨ子